祈りを香りで表現─世界の伝統から未来平和へ、「美調香グランプリ・オブ・ジャパン2025」応募受付中
入賞作品は世界遺産・仁和寺に展示、伝統とエビデンスをつなぐ新しい文化の祭典
株式会社MIWAIKEHATA(代表取締役:池端杏奈)は、2025年秋に「第2回 美調香(びちょうこう)グランプリ・オブ・ジャパン」を開催いたします。本グランプリは、香りの美しさを競うのではなく、祈りを香りとして表現し、人々の心を未来へ届ける唯一の舞台です。**第1回では、参加者の86%が5分間でメンタル向上を実感するという成果が報告され、大きな反響を呼びました。**今年の第2回は、さらに文化的・社会的意義を深め、入賞作品が世界遺産・仁和寺の御所庭園「黒書院」に展示され、来場者が実際に体験できる特別な機会となります。
<画像:美調香グランプリ・オブ・ジャパン2025 京都仁和寺にて>
世界に受け継がれる「祈りの香り」
「香り」は、古代より祈りや鎮魂の象徴とされてきました。古代エジプトでは乳香や没薬が神殿で焚かれ、祈りを天に捧げる儀式が行われていました。紀元前1500年の「エーベルス・パピルス」には宗教儀礼での利用記録が残り、旧約聖書「詩編141篇」にも「祈りは香のように御前に立ちのぼる」と記されています。
日本では6世紀に仏教と共に香が伝来。平安時代には貴族が「薫物合(たきものあわせ)」を楽しみ、香りを芸術にまで高めました。現在も仏教儀礼における線香は「鎮魂」と「祈り」の象徴です。線香は国内で約5,000トン生産され(※1)、今も生活文化に深く根付いています。
※1 2022年工業統計調査などに基づく。
現代に受け継ぐ「祈りの香り」
美調香グランプリは、この長い伝統を受け継ぎながら、「未来の安寧や平和を願う香り」として深化し、社会に広く届ける試みです。心身における香りの効果として、仁和寺で同時開催された「寺CARE(寺ケア)アート&フェムテック京都2024」において、疲労ストレス計MF100による測定で、参加者の86%がわずか5分でストレス軽減や活力向上を実感する結果が得られました。これは、祈りの香りが単なる文化ではなく、嗅覚を通じて脳の感情中枢に直接働きかけ、科学的にも人々の心身を支える力を持つことを示しています。
現代社会の課題と天然精油(エッセンシャルオイル)の効能
美調香グランプリでは、毎回その時代に寄り添ったテーマを掲げています。2024年の第1回は「フェムテック」をテーマに、女性の身体と心を支える香りの可能性を探りました。
そして2025年の第2回は、孤独な子育てや産後うつといった現代の社会課題に焦点を当てます。厚生労働省の調査では、母親の約10〜15%が産後うつを発症し、2割が「相談できる人がいない」と回答。出産後1年以内の女性の死因の第一位が自殺という深刻な現実も報告されています。